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取扱注意書

詩とかなんか http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=9355 自己紹介は最初の記事で。 http://blueberry.7narabe.net/Entry/1/

無題

大体にして
大体が 顔のない傍観者で
飛べることも忘れて
頭をでかくすることばかりに
カロリーを使っている

対岸の家事
借り物の肉体
薬の数を並べて
可哀想、可哀想って
死への埋め合わせに
指折って

俄かで悪いかい
ノートはいつも
数ページが使い果たせないまま終わる

大体にして
大体がそうで
何も残らずに
ハイになっちゃうんだろって

高いところに立つ君を
眩しそうに見上げた僕の
羽根は腐りきってるし
顔もあったかどうか
定かじゃなかったろう

前に居た人の
首についた肉ばかり見て
可哀想、可哀想って
自分のことばかり
考えていたから
飛べることなんて
忘れてたんだろう
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好きを並べる

(持つとか
消化するとか
そういうわけじゃなくて。)

君は本棚を2つ買った
かわいい目隠し布を貼った
僕の好きな色と
君の好きな色だ

CDを
雑誌を
画集を
薄い本を
単行本を
文庫本を
バッグを
虫よけを
思い出を
ぬいぐるみと
それから僕を

しまい込んで

窓も開けない

再点火


一度渡り得た能が染みついたその腕を切り離せ
星影の残像を焼き付けたその目を抉り取れ
萎れる足を延ばし伸ばせ
膨れる腹を割り
温もりを捨てよ
外は明るく寒く焼き喰い潰さんと
お前を待っているのだから

砂の果実をようやく呑み込んだ話

中谷美紀の「砂の果実」が子供の頃からずっと好きで
年だけが大人になった頃に改めて上手い歌詞だなあと思ったのだけど
最近色々と切れて擦れて今になってようやっと

あの頃思い描いていた大人になれなかったことよりも
あの頃の僕等を忘れてしまった事の方が
恥ずかしい大人なんじゃないかって


勿論あの頃の好きなものはずっと持続しているし
恥ずかしい過去も忘れられちゃいないんだけど
あの頃自分が何をどう考えていたかを忘れて
かさぶたの在り処すら忘れてしまって
気付いたら今の自分が相手に同じ傷を負わせていたことを

ようやく、





ところでこれの作詞をされた売野雅勇さんという方は
チェッカーズの曲とか中森明菜の「少女A」とか名曲の作詞をされていたのですね
知らなかったけれど

こうやってすぐに気になることを調べるには本当に本当にネットって便利なのだけれど




流されるようにくだらないことを言ってしまうのにだけは本当に気をつけなきゃなあ…

バックグラウンド2

混線のち火花のち切断
嘘吐きの被膜は
貼りついた好意
焼増した円盤は
埃を被っている
貼りつけた好意
甘い色彩の果実
電波塔の下からは
逃れられない僕等の戯れ

嫌いだなんて言わなかったけれど

空虚な街で再会したあの日から
きっと全て間違っていたんだ

頬張った果実の甘さと歓喜は鮮明に覚えているのに

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