取扱注意書

詩とかなんか http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=9355 自己紹介は最初の記事で。 http://blueberry.7narabe.net/Entry/1/

140字

語り尽くされた嵐のあとで

語り尽くされた嵐のあとに訪れたのは凪じゃなく苦しいほどの静謐で、それを互いに緩和あるいは破綻させるかをどちらからともなく見計らっていて、滑らかなシーツの衣擦れの音に顔を上げたのは、それを待っていたからだった。乱れた布の皺の影に光を、温度を知ったかのように、空気が動いて熱を求めた。

白と灰の庭

あなたの不在を待ち望んでいる、あなたがいるからこんなにも弱くなった、私は一人でも生きていけるの、証拠にあなたが居ない日も、こんなに育っていったでしょう、寂しさなんてとうに錆び、欲求は枯れ果て、これがあなたの望む庭、あとはあなたの不在で、ここは、完璧になるのよと、彼女は楽しそうに、