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取扱注意書

詩とかなんか http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=9355 自己紹介は最初の記事で。 http://blueberry.7narabe.net/Entry/1/

一過

あの波が凪いだら
また沖に出ようか

まだ揺れる中でその人は笑った
よくわからなかった
この人は何を言ってるんだろう…



何事もなかったように空は雲ひとつなくなり
濡れそぼるか揺らいでいた木々はかさかさと音を立てた

ピーカジー。

巻き上げられた海水が乾いて木々が焼けるのだという。

火の風。

変換を知った頃にはあの人はもう居なかった
きっともう見上げる事もなく
隣に並びたかった頃なのに

いつものように沖に出ていた

大人なのに
知っているくせに
ここのことも
知っていたくせに

逃避のよう
鳥になるにも
蝶になるにも
下手で
笑うことばかり
得意にならないで
平面で
永遠にならないで


滲んだのは
わたしばかり
搾り取られて
何の音も出ぬまま


手を
また
取って

頂戴よ









あの涙流れたら
また起きて出ようか


ベッドの上
知らない明日と日を
向こうに見て
欠伸が出て


わたしは

生を
見えないまま
生きるよ
















参考:早坂 暁「この世の景色」より「火の風」
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分解殺人

わたしたちの舌はそのようにはできていない。

ひかり射すものよ
かがやくようにしるす
うたうはrespectを
点滅しない語尾

せんさいにばかり
特化した手間

うたうは二元 多言 星の数ほど
打ち消し線で消える波打ち際

count
大袈裟な最後
鳴り響くは
軽やか

わたしたちの舌は釘を打たれている。

頭をたれ
たずねるはくちのくち と
水音が鳴る
打ち消し線で消える波打ち際

いくつもの
見得ない

わたしたちの舌はだらしなく体液を零している。

面白い?
横切る仕立ての良い格好の老人に






問え
 ば
面白そうな顔のまま
ゆきさってしまう
よく
見得ない
もう
おしまい

国葬祭典

吐き出されたノイズ
掃き出されるノイズ
不要論
段ボールに分けるのは
君の仕事

社会に毒を零す
世界に波は立たぬ
憎しみをマイクに
閉塞空間とイヤホン
君の世界

浮上するのは
君の仕事
決めつけるのも
君の仕事
僕の仕事は
君が奪うね

閉じてゆく世界
ひかりのしたの祝祭
弾ける笑顔
きらめく栄冠
その足元で
圧殺される



きれいね
きれいだね
紙吹雪が舞う
ふいになった約束の
未来
ハメルンの笛吹き、
すべて持ち去る算段をしている
ご覧
ひと月後だ

ツイート的日記

おっとフォーラムが重い
イッツ週末の夜~~って感じでなかなか最近感じられなかった感じでよい




30歳くらいの時が一番集中力もあったし脳も動いてたなって感じがする
語彙力の記憶の引き出しががたついている
インプットが少なくなりにける日々もありて更に思いしや(適当古語)
(おじいちゃんに怒られる><)
(現代文とか横文字と混ぜて使うんじゃありません)
(セルフツッコミ)




地元の本屋が先月の地震で閉店してしまって文化資本の死を感じています
終わりだ
やはり昨年中に首都に出るべきだったのだ 出ないけど

通販という手もあるけど中身ちょっと見て買いたかったので諦めた ぐええ

ご時世、電子図書だってあるけど見たいところだけ見て
決めようというのが出来ないの悔しい
あと参考ページこの辺~みたいなのがめくれないの不便で
本というメディアの有用性を思う昭和生まれ

without,食物連鎖

生存のための
ビニールハウス
苗箱
芽が出て
ビニ紐で
綺麗に揃えられた
私達の歪みは
切られて
美味しいだなんて
そう言う 前に
消える


虫食いも
不揃いも
許されなくて
ショーケースの上で
何とか大臣賞って
食べられんの?
綺麗ねってその後
どうなるんだっけ?


優秀何kg VS お得パック
どっちになりたかったかって
いつだって自分では選べなくて
小さい中古の洗濯機の中でごろごろと洗われて
結局のところボウルの中で潰されて
芋だって言われて消化されて、おしまい


決めるのはいつだって私じゃないから
背筋を伸ばすことすら忘れてしまった
小さい団地の茶髪の幸福を私は知る由もないし
大手メーカーの元受付嬢の愛情を量ることもできない
問いかけてもくだらないことはわかっていて
正当化するだけの理由をそれでもいつだって探したまま行方不明で

何になりたかったんだろう
何になれたんだろう
好きはいつだって他者のもので
私はただ消化されて排泄されて流されて、消えてゆくだけで

微生物みたいに目に見えないように行方不明にな(それが望み?
突然のデウス・エクス・マキナをここに出現させたとて虚し

でもそれができるならばと悲しい願いを映画の波と一緒に流して終わりたいね
白黒の世界で再度色づくように繰り返すようにおしまいを何度だって告げて嫌になりたいね

けどまだここに居るね しつこいね 汚れも洗剤で落ちるように 落ちない クソが
クソ お前はクソ だからお前はクソなんだよ わかってる?



反らしたのか胸を張ったのか よくわからないまま パパ
ボックス席で窓の外を見ている 明日もない 見るべき明後日もない カムパネルラ(いない)
どこにでも行ける切手なんてものも ない(あるとは言っていない)
レールの上
歩く事も忘れて カラスみたいに石を置いて怒られた事だけ しょうもなく思い出すリフレイン

窓の外の空の色すら よくわからない語彙で 伝えることすら 白い旗を揚げて

ごまかしに笑って

笑え
笑え

あの名前も知らない可哀想な女優みたいに馬鹿を演じて笑え

大量にコピーペーストされた現実に刷り込まされて、


   。

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